ゴミ記

人間性の墓場

ARCREVO WORLD TOURを振り返る その8 【BBTAG当日予選編】

なるべく詰めて書いていきたい、アークワールドツアー振り返り記事その8。

番外編含めて10個目。思えば遠くに来たもんだ。まだ大会始まってもいないが。

 

過去の記事は以下に。

 

ymst-p4u.hatenablog.com

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さて、アメリカ初日を終えていよいよ本番、アークワールドツアー2019本戦、初日の開幕である。

さて、前回の記事では野試合を終えた後帰って少しして寝た、とは書いていたが

いざ記憶を掘り起こそうと当時のラインを見返してみると

なんだかんだで一度寝たものの、中々寝付けず、その後あぐろさんの部屋にKuboさんと一緒にトレモをしに行った様だ。

 

やはり大分時間が経つと、こういう風に記憶が抜け落ちて間違った形で書いてしまったりして宜しくない。

今後はなるべく、記憶の薄れる前に、記事を書ききってしまいたい。

というか、始めの方の記事を読み返してみると、どうやら過去の俺はそう考えて書き始めたはずなのだが。気が付けば記事を書き始めて半年近くが経過しており、自分のサボリ癖には我ながらほとほと呆れてしまう。

 

 

話を戻して、朝方あぐろさんの部屋にお邪魔させて貰い、トレモで当日予選や本戦に向けて各々で調べものをしたり、検討をしていると

気が付けば朝の六時を迎えており、そういえばチェックインの際にアークからホテルの朝食券を貰っていたな、と思い出し、三人で朝食を食べに行く事に。

 

朝食、受付が始まる朝6時頃に行ったのだが、行くのが早かったのか、居るのは自分達以外にはおみとさんやてれささんを始めとした、一部のギルティ勢のグループのみで

「まぁ、流石にまだ皆寝てるか」

等と思いながら食堂へ入る。

 

さて、そんな訳で朝食である。

朝食に関しては、ホテル一階の食堂でビュッフェ形式の料理を頂くことになるのだが

内容に関しては、いわゆるアメリカ飯」のイメージ通りの料理が並んでおり

Kuboさんやあぐろさん達と

「典型的なアメリカの飯って感じですね。とはいえちょっと朝からコレは重たいっすねぇ」

「そうだねぇ」

とか言いながら料理を選んでテーブルへと運ぶ。

 

が、いざ席に付いて料理を食べると

「あれ?このベーコン超美味しくない?カリッカリで超ジューシー。」

「オムレツも普通にいけますね。アメリカ、中々やるわコレ。」

と、くるりと手のひらを返し料理に舌鼓を打つ。

ゴキブリホテル(注)ことホテルアーバイン、環境も良いし飯もなんだかんだで美味いし、重ね重ね無茶苦茶にネタにしてすまんかった。

 

(注)振り返りその2参照

ymst-p4u.hatenablog.com

 

で、席について三人で適当に飯を食いながら飯が美味いだのアメリカ遠征ではこういった話があるだのと、馬鹿話をしていた訳だが

横のテーブルから漏れ聞こえてくるギルティ勢の会話を聞いていると、こちらのテーブルの会話内容が恥ずかしくなるくらいに、内容はギルティ一色で

やれこのキャラ同士での差し合いはどうだの、この組み合わせはどうだのと、至極真面目に格ゲーの話していた。

 

で、そういう話が聞こえてきたもんだから、同じテーブルのKuboさんとなんとなくアイコンタクトを交わしながら

(隣、メッチャ真面目ですやん)

(凄いね)

みたいな意思疎通を行ってたら、同じく同テーブルのあぐろさんが唐突に遠い目をしながら

「俺達…いつからこんな時なのに格ゲーの話しなくなってしまったんやろうなぁ…」

と、ポツリと呟く。

直後、横のテーブルのギルティ勢もあぐろさんの発言が聞こえてたのか、耐えきれない感じになって笑う。俺とKuboさんも流石に笑う。

かたや格ゲーの話を真面目に語っているのに、かたや、熱心にアメリカの飯の美味さについて熱く語り…

この落差、俺ら、どうしてこんなになってしまったんやろなぁ…

 

 

閑話休題

 

 

朝食を食べ、腹ごなしも済ませたという事でひとまず満足した我々。

とはいえ朝食を食べ終えたのは朝の7時前であり、本戦が始まるのはまだまだ先である。

BBCF本戦は14時半から開始となっており、KuboさんのBBTAGに至っては20時半開始である。流石に時間は有り余っている。

 

そんな訳で各自、部屋に戻ってとりあえず横になったり野試合したりで各々自由に過ごす事に。

 

尚、この頃からBBCFの当日予選組が10:30から予選開始なのも有り、順次起き始め、ラインで生存確認が取れ始める。

この辺りで、当日予選行く奴らがこの時間にホテルに集合しよう、みたいなやり取りをしているのが見え

「BBCFの当日予選、面白そうだし現地で見届けたいなぁ」

とは思うものの、前日思ったよりも睡眠時間が取れなかったのも有り、体調が万全かが怪しいなと思う。

そんな訳で身内の結果は気になるが、ここは心を鬼にしてBBCFの当日予選の現地観戦は諦める事とし、ホテルの自室で横になり二度寝する事に。

 

とはいえ、やらかして寝過ごしてはいけないので、一応ラインに

「予選参加が危うい時間になってもラインで生存確認出来なかったら俺の部屋のドア死ぬ程連打して下さい」

とだけ言い残して寝る。

 

その後、朝食も食べて腹も満たされたのもあってか、案外すんなり眠りに入れいざ起きると丁度10時頃。予選を見るのにうってつけの時間でとなっていた。

 

当日予選の配信に関してだが、日本では「配信は本戦から行います」とされていたので、てっきり当日予選は配信が無いものかと思っていたが、どうやら海外配信では配信が行われていた様である。

 

以下が各種目ごとの配信URL。

 

【ArcRevo America 2019: BlazBlue: Central Fiction - Day 1 Pools】

www.youtube.com

www.youtube.com

 

【ArcRevo America 2019: Guilty Gear Xrd Rev 2 - Day 1 Pools】

 

www.youtube.com

youtu.be

 

ArcRevo America 2019: BlazBlue: Cross Tag Battle - Day 1 Pools

youtu.be

youtu.be

各種目の配信。配信台に行くのは一部とは言え、やはり今振り返ってみると配信されて映像が残るというのは嬉しいものだ。

 

そんな訳で、海外配信を見ながら

「日本勢は当日予選で生き残れるかな」

「あわよくば俺の一回戦の相手になるであろう長老・イカメンさんの両名は海外勢に事故らされて死んでくれないかな」

などと思いながら、身内と一緒に海外配信を観戦。

 

さて、とはいえBBCFの当日予選については強いて語る様な事も無かった様に思う。

BBCFの当日予選では、いざ蓋を開けると日本勢同士で被りが発生したプール以外はほぼすべて日本勢が皆勝ち抜き、無事大半が本戦に残った様である。

 

尚、"エドモンド本田"ことすーやは当日予選のプール決勝で、アメリカ勢のJona相手に見事勝利し、EVOの時の雪辱を晴らしていた。(注)

 

(注)

以前にも書いたが、EVO2017のBBCFですーやはルーザーズでJonaにトドメを刺されて大会を終えている。

尚、ここからは余談ではあるがJonaは対戦する前から

「すーや、同じヴァルケンハインと使いしてファンです、尊敬しています」

と流暢な日本語で喋っていたものの、いざ本戦で当たった時は被せのマイを出してきて見事すーやを撃破。

すーやにトドメを刺した直後

「すーや、どうして…」

と呟き悲しそうな顔をしながら壇上を後にし、それを見たすーやは後に

「アイツ、自分の手で俺殺しといて何悲しそうにしてんねん!流石にアイツサイコパスやろ!」

とブチ切れていた。

エドモンド本田、愉快な海外ライフを起こっていて何より。

 

さて、そんなこんなで皆概ね無事に当日予選を切り抜け、本戦に辿り着くという形で予選も終わったので次はギルティの予選だ。

とはいえ、ギルティの予選に関しては悠長に観戦している時間も無い。

これが終わり次第BBTAGの当日予選も始まってしまうので、ぼちぼち俺も準備の時間である。

シャワーを浴びたりなんだったりで出かける準備をして、ホテルの入り口付近の集合場所へと。

 

尚、移動にあたってはアークシステムワークスがホテルと会場を往復するシャトルバスを用意しており、参加者はそれに乗って会場へと向かう事になる。

改めて思うがこのツアー、痒い所まで手が届き、まさに至れり尽くせりである。

 

さて、そうしてバスに乗っていると、三十分程度で大会会場のアーバイン大学へと辿り着く。

この辺り、写真が少なくてなんとも味気が無いが、彩りがてら以下に一部写真を載せておく。

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デカイホールを試合用のスペースにしており、野試合台、試合台、会場奥には壇上と配信台が立ち並ぶ。

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写真では分かりづらいが、白い柵の向こう側はギルティ新作の試遊スペースであり、行列が出来ていた。

 

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その他、本戦前に調整するプレイヤーや、他国のプレイヤーとの対戦を楽しむプレイヤー等。

 

尚、会場に着くと当日予選参加組・本戦参加組含めて大半のBBCF勢は既に到着しており

当日予選を通過した面々も集まっていたので、それらの人達を祝福して回る。

 

尚、このタイミングで関東勢から出会うなり

「雷神!」

煽られて咄嗟の出来事に流石に笑う。

風神雷神の活躍、ご覧に入れてみせましょう。ええ、きっと。恐らくは。

 

 

さて、到着して少し野試合台でトレモもして、いよいよ当日予選開始である。

 

当日予選にあたってだが、当日の自分の予選プールは以下の通りであった。

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当日予選の結果のネタバレにもなるが、Smash.ggのトーナメント表をペタリ。

 

 対戦の相手はそれぞれ

一回戦:Griever

二回戦:Guzman(一回戦シード)

三回戦:Rant or T Ryuga or Fella

四回戦:十中八九ねずさん

となっている。

 

この辺りについては、エドモンド本田編でも書いたが

当日予選においてはポイント持ちの選手はなるべくプール内でポイント持ち同士の被りが発生しない様に配置されており

そういう意味ではこのプールは大量のポイントを持っているねずさんと、言い方は悪いがそれに対する噛ませ犬達によるプールであると言ってもいいであろう状態だった。

 

当日予選の組み合わせが発表され、BBCFのプール配置を見た時点でこの構図自体は分かっていたので

恐らく当日予選については”最終的にねずさんを倒せるかどうか”に全てが懸かっていると理解。ここに全ての力を注ぐべきある。

 

そうと決まれば、トーナメントが発表されてからはBBTAGのオンラインロビーでねずさんを探し乱入し、情報収集を行う。

対戦した時には美鶴直斗のペアで出てきて、聞く所によると他にもチームは持っているらしいが、ひとまずはこのチームに関する情報収集と対策を立てる事に。

 

ざっくりと連戦した結果、既に手応えがあったのでコレなら結構イケるかもしれんと判断。

更に勝利を盤石とすべく、トレモで対戦中困った要素や、相手の対戦方針への回答を逐一調べる。

こういう時、改めて思うが初対戦の見知らぬ相手だと何か向こうに

「こういう事を意識して取り組もう」

とか、そういった何かしらの意識が無い限りは本人のそのままの癖が出るだろうから

そういう意味でもサブ垢で身分を隠して勝負を挑むのは情報収集には効果的だろう。

恐らくだが、当日予選でぶつかり合った際も情報が無い(と向こうが思っている)以上、今回と同じ様な形で対戦を挑んでくるに違いない。

 

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画像は当時スマホに残した要点や確認事項のメモ。色々雑で分かりづらいが、自分の中で噛み砕ければ良いので見づらいのは御容赦を。

 

トレモやら動画の見直しやら、キーディスも見直して防御時の仕込みとかも確認して回ったので、もしかするとこの時点では俺、世界で一番ねずさん対策した人間だったかもしれん。

 

まぁそれはさておき。

後は、Youtubeでねずさんの対戦動画を探してオフライン保存して、ざっくり直前でチームの動きを見返せるようにしておいたりと、当日予選の優勝、本戦進出を目標に全力を尽くす。

 

とはいえ、予選でねずさんと当たるのはプールのウィナーズファイナルな訳で、それまでに転んでしまっては笑い話にもならない。

 

そうと決まれば、まずは一回戦と二回戦の相手の調査である。

 

海外勢の調査に関しては、自分の中でノウハウが有る訳でもないので、概ね勢いである。

まずはSmash.ggを調べてTwitterアカウントの紐付が無いかを確認

次にSmash.ggの直近のトーナメント参加結果を確認して、直近参加した大会とその順位でざっくり強豪なのかどうかだけアタリを付ける

また、何よりもプレイの内容が見たいのでYoutubeでプレイヤー名、直近の参加大会名等で検索。

その後Twitterにて「登録名+BBTAG」とか、大会に関連しそうなワードで検索を行い、それらしきアカウントを探す。

あとはその筋で有名な瀬戸風味さんの直前のまとめや、海外勢の情報といえばこの方、偉大なる白水さんツイッター等から役に立ちそうな何かが無いかを探した覚えもある。

 

そうこうしていると、ひとまず一回戦の相手であるGrieverに関してはTwitterアカウントが有る事が確認出来たので、TwitterのBioからアイギスルビー使いである事を確認分かったのはキャラだけとはいえ、使用キャラが分かるだけでも死ぬ程デカい。

とはいえ、アイギス戦に関しては、BBTAGでは全然対戦経験が無かったのでロビーでアイギス絡みのチームを探して乱入して回る。

 

そのほかにも、Twitchのアカウントで検索をすると

アイギスアイコンのIDが見つかったので、流石にコレは本人に違いないと思い、過去にTwitchでBBTAGの配信をしていないかを漁る。

しかし、これに関しては配信ログらしき物が一切見当たらず、成果無しに終わる。残念な限りである。

 

一通りを調べた結果、Grieverに関しては残念ながらこれくらいのもので動画が見当たらず、自分の中で調べたキャラごとの基礎知識と、ロビーで対戦したアイギス絡みのチームとの経験を元にぶつかるしかないと判断。

思えば、情報が少ないのもあって、初戦というのを差し引いても当日予選の一回戦が一番不安だった気はする。

 

 

さて、一回戦の調査が終われば次は二回戦。一回戦がシードで組まれている関係上、対戦相手の候補はただ一人、Guzmanである。

こちらに関しては、Twitterで検索するとアッサリ本人のアカウントが見つかった上、各種SNSやストリーミングサイトのID、各種格ゲーでの持ちキャラまで記載があったため、いやぁ調べる手間が省けて助かるなぁと思いながらそれらを検索。

 

すると、当日予選のつい十日程前に、Guzmanが海外勢同士で10先をしている動画が見つかったので

直前の対戦動画という事なら、恐らくここから大きく動きは変わらないだろうと判断して、動画を見て相手のプレイスタイル等を確認。

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大事な大会の直前に対戦動画を上げたりすると対策される恐れがあるので、動画の管理には気を付けよう。

 

動画を見ている感じ、多分普通にぶつかり合って勝てるかなぁと思ったので

その他にもGuzmanの動画を見て、ある程度事前に注意しておきたいこと、決めておきたい事だけメモしてトレモで要点確認して、Guzman対策はひとまず完結にする。

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Guzmanへの事前のメモ。ざっくりとした内容だけで足りると判断。

 

で、ここまでは良かったのだけれど三回戦にもなると、対戦相手が決まっていた一回戦・二回戦とは異なり対戦相手の候補も多くなる。

動画に関しても、いざ探し始めるとT-ryugaしか動画が見つからなかったり(それも半年近く前)したので

これ以上はドツボにハマりかねないと判断して、後は自分が試合してない時間にそれら選手の大会中の動きを見て付け焼刃で準備だけしようと決める。

 

 

さて、そんな訳で長々と当日予選で当たる選手に対する前準備についても語った所で、ようやく当日予選の話に戻りたい。

とはいえ、当日予選自体は割と薄味な話になるのであるが。

 

一回戦のGrieverに関しては、事前情報通りアイギスルビーが出てきて

こっちの火力が下がってもいいから、なるべく早めにアドバを吐いて相手のオルギア択だけ早めの拒否を心掛けて安全な場面での横の押し付けを中心に勝負したら案外すんなり勝負が付く。

一回戦は情報少なくて不安だし、あまりBBTAGを現地で触れていなかったので、それを無事乗り越えられてかなり安心した形。

 

さて、一回戦を勝ったので、とりあえずKuboさんに一本報告でも入れさせて頂こう、と思ってLINEで連絡を取る。

で、当日予選の直前辺りでKuboさんと

「大統領、当日予選抜けたら正体書いても良い?」

「あ、いいですよいいですよ。流石にそこまで来たなら」

って話をしてたので、Kuboさんに一回勝つごとに

「Make」

「America」

「Great」

「Again!」

って送っていって、予選抜けた時点で「Make America Great Again!!」が完成する様にしよう!というキチガイみたいな発想が浮かんできて、まず一発目の

「Make...」

を送ったら、俺の考えがキチガイ過ぎて全く意図が伝わらずローマ字読みで

「負け(Make)」

と読まれたらしく、kuboさんから動揺のスタンプが返ってくる。

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そういえば名探偵コナンで似た様な話、ありましたね。

 

さて、そんな悲しいすれ違いを乗り越え、二回戦である。

二回戦の相手のGuzmanは、最低限の情報も仕入れているし、プレイを見ている限りかなり高い勝算は有ったので張り切るか、と思っていると運営に

「ストリーミング(次、配信台でやってね)」

と、促されたので壇上の配信台で二回戦を行う事に。

この辺り、Youtubeで探せば当日のログが出てくるかと思う。

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該当箇所。試合自体は 28分10秒頃から。

 

Guzman戦、こちらも調べた通りヤンルビーチームで蓋を開ければカウントこそ3-0勝利だったものの

かなりの芋バをして死を覚悟したのに何故か通ってそこからひっくり返ったり

絶対Bを押されるからやったら駄目だと決めていた

「足払い>ディレイドロア+アシ」を打ってガードポイントの5B割込みからハピバして死に掛けたり

諸々要所で上手く纏めきれず、内容はさして褒められたものではなかった。

 

まぁしかし、目標は勝つ事であるからしとりあえず勝てば良し。勝てば官軍。と自分を無理やり納得させて壇上を後にする。

 

さて三回戦、今度は配信台では無く、その他ホールに立ち並ぶ予選用のスペースで試合である。

ここでは、壇上に上がっていたのも有り同じプールの選手の動きも結局見られず、相手がどういう動きをするのかも分からず同じく二回戦を勝ち上がってきたRantと対戦する事となる。

 

で、Rantと対戦したものの普通に超強ぇ。

キャラが美鶴バティスタで、チームとしてやるべき動き、仕上げるべき要素は全部整ってるって感じで、一戦目負けた時点でどうにも分が悪い事に気付き、これは不味いなと実感する。

内容については一戦目、立ち回りの初手の取り合いで負けてセットプレイごりごり通されて負け、二戦目なんとか取り返すも三戦目は逆に負け。

その後、四戦目の中盤、もつれた所で被コンボ中のRant見たらイケそうだったんでサイクロン派生投げで補正切り通して取り返して、そのまま終戦を勢いで通して勝利して

結果、なんとか3-2勝利って感じだったかと思う。

とはいえ、これに関しては純粋に実力負けしてたと思う。運と流れの賜物といったところ。

 

さて、半ば負け試合の状態からなんとか、という感じだったが

コレでようやく最終戦、ねずさんとの対戦に臨める!全てを出し切ったるぞ!

と思って自分を高めていたら、BBTAG勢のNobleさんが凄いなんとも言えない顔で近付いてくる。

俺は

「おっしゃ!ここまで来ましたよ!とうとうねずさんとの勝負っすわ!」

くらいの空気で居たのだが、直後Nobleさんの口から

「ヤマシタさん…ねずさんが…死にました…」

との言葉が告げられる。

え?ねずさん、負けたの?

俺の、俺の今迄の対策の時間は?

絶対勝ちあがるだろうと思って対抗ブロックのプレイヤーの調査、完全に捨ててたんだけど?

と、この瞬間、俺の

「世界で一番対策を積んだであろうねずさん対策の時間」

が砂となり消えていった。なんだったんだ、俺が必死に積んだ時間は。

 

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鉄骨渡り中、振り向いたら石田のオッサンが黙って落ちてた時の様な心境でした

 

「いや、逆に誰に負けたんだよ!俺、この場面でノーマークの強豪に当たるの嫌なんだけど!相手のキャラ誰っすか!?」

と周りに聞くと

「花村番長。対戦相手は皆、花村相手に踊り狂って死んでいた」

と言われて、ムーンで死ぬ程荒れそうな花村と大会でとか、益々対戦したくねぇよ。

と、死ぬ程萎える。

 

しかしこうなった以上はしょうがない。こうなりゃ出たトコ勝負しかねぇ、って事で

4回戦は海外勢のAwooken。

が、いざ対戦を始めると文字通りに何も起きずって感じで3-0で勝つ。あ、あれ…?

 

え、こんなので勝ちでええんすか。くらいの感覚で勝って、気が付けば当日予選のグランドファイナル進出。

こうなると、後は同じプールのルーザーズから勝ち上がってきた人間に残機二機の状態で戦い、それに勝利すれば当日予選突破である。流石に高まる。

果たして誰がルーザーズ側から勝ち上がってくるだろうか。やはり一番確率が高いのはねずさんだろうか。

 

と思っていたら、この直後、ルーザーズ側でねずさんがGuzmanに敗北して敗退を確定してしまい

俺が多大な時間を費やし積み上げた対策の時間が、本当に無駄になったのが確定してしまった。

俺、なんだかんだでねずさんがルーザーズから勝ち上がってきて、最後の最後に俺の対策が実を結ぶ展開、かなりの率で有るだろうと思っていたのに…俺の…時間…

 

で、そうなると

「じゃあ勝ち上がってくるのは見てた中でも頭一つ抜けてたRantの美鶴バティスタかな、次は勝てるかどうか怪しいし不安だなぁ」

と思ってルーザーズ側の対戦を眺めていると

大変ありがたい事にGuzmanがRantを轢き殺してくれて

その後、GuzmanがAwooken相手に踊り狂って死んで

グランドファイナルで再度Awookanenの花村番長と対戦。

え、コレほんまにええんですか。コレに勝ったら本戦進出、ほんまに許されるんすか。

 

 かくして、再度特に何も起こさずプールのグランドファイナル、Awookenに3-0で勝利し、無事BBTAG本戦の切符を獲得する事となる。

youtu.be

該当の試合。対戦自体は51分42秒頃から。

 

BBTAGコソ練、まだ本戦が控えているとはいえ紆余曲折を経てひとまず努力の成果が結実した瞬間である。

 

尚、あえて話題に上らせなかったが、風神は二回戦でひっそりと死んでいた。

 

さて、そんなこんなでBBTAG当日予選編も終わり、とうとう本番BBCF本戦開始、及び、BBTAG本戦開始である。

 

とりあえずはここで一区切り、次回へ続く。